運動せずに痩せることは可能
というか、運動だけで体重を落とすのは至難の業。
なぜならダイエット目的で行われる運動にはほとんど効果がないからです。
例えば体重を1kg減らす時、7,200kcalを消費する必要があります。
7,200(kcal/kg)×1kg÷30日=240kcal/日で、ウォーキング100分の消費カロリーは250kcal。
つまり、1日ウォーキング100分を30日間毎日しても1か月後に体重がやっと1kg減るかどうかです。
運動で体重を落とすことがいかに非効率かがわかっていただけたかと思います。
運動が消費してくれるカロリーは思いのほか少ない
1時間あたりの消費カロリー(20~30代で体重55kgの場合)
ウォーキング…150kcal
エアロビクス…300kcal
エアロバイク…240kcal
ジョギング…386kcal
踏み台昇降…310kcal
平泳ぎ…601kcal
クロール…1140kcal
腹筋…472kcal
食事を運動量に置き換えると?
ご飯一杯(並盛)250kcalを消費するには…
ウォーキング 1時間40分
ショートケーキ344kcalを消費するには…
ジョギング 54分
和風明太パスタ474kcalを消費するには…
腹筋 1時間
チーズバーガーMサイズセット884kcalを消費するには…
エアロビクス 3時間
運動メインではなく、あくまで補助
ウォーキングや水泳などの有酸素運動が体に良いかどうか? といえば、もちろん有酸素運動は体に良い影響があります。健康面だけに限らず、精神的にもメリットがあります。たった5分のウォーキングでも心の健康が増す、といった報告もあります。
例えば夜ご飯を食べてから寝るまでの間に間食が止められない人は、夜ご飯を食べた後にウォーキングに行くのも一つ。ウォーキングを始めると、ストレスホルモンの「コチゾール」の分泌量が少なくなることがわかっていて、食べられないストレスを和らげることが出来ます。
なので、「気分転換」や「退屈な時間を無くす」といったように、無理のない範囲で運動を補助的に取り入れる事はありだと思います。