「なんとなく体調が悪く、崩しやすい。」
「倦怠感や貧血、冷え性など体がスッキリしないことが多い。」
「すぐにイライラしてしまう、、」
こんな症状って、食事と何か関係があるの?
その症状、実は「栄養失調」かもしれません。
えっ!栄養失調って食料不足などで、栄養を十分にとれないことが原因なんでしょ?
いいえ、そんなことありません。
食べ物が豊富にある現代の日本でも、栄養失調状態の人はたくさんいると言われています。
でも、ちゃんとご飯は食べてるし、、
実は、ご飯をちゃんと食べていても栄養失調になる危険はあるんです。
え!そうなんですか?
現代人に多い新しい栄養不足を「新型栄養失調」と言います。
今回はこの「新型栄養失調」について、詳しく解説していきたいと思います。
この記事では、「新型栄養失調の原因と対策」について紹介します。
日々ダイエットトレーナーとして多くの方を指導をしている中で、感じたことを書いています。
あなたは大丈夫?まずは確認してみよう
自分が栄養不足状態かどうか知りたい。
では、セルフチェックをしてみましょう。
新型栄養失調チェック
次の項目に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
- お昼はおにぎりや麺類等の主食だけで済ませることが多い
- お菓子や菓子パンを食事代わりにすることがある
- ストレスや疲れが溜まるとよくスイーツを食べる
- 水分補給には水やお茶よりも清涼飲料水(ジュース)を飲むことが多い
- 揚げ物をよく食べる。または、極力油はカットしている
- 忙しくて食事を抜くことがある
- 現在ダイエットをしている
どうでしたか?多く当てはまる人は「新型栄養失調」もしくは予備軍かもしれません。
現代人は栄養不足になりやすい!?
新型栄養失調とは、摂取カロリーは足りているものの体に必要な栄養素が不足している状態のことです。
現代人は特に、食事制限を伴うダイエット、ジャンクフードやコンビニ弁当などによる偏った食生活、加齢による食事量の減少などによりタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足していると言われています。
避けたい事
- 朝食をとらない
- 同じものばかり食べる
- サプリメントに頼り過ぎる
年代別に見る新型栄養失調の原因
原因は様々ですが、年代別によくあるパターンを紹介します。
女性の場合
過度なダイエットが原因で、栄養不足になってしまうパターン。
食事を制限すると、カロリーはもちろん、身体に必要な栄養素まで不足してしまう事がよくあります。
栄養素が足りないと、身体は痩せにくくなってしまうので逆効果です。
男性の場合
インスタント食品や加工品を摂取する機会が増え、栄養バランスが偏ってしまうパターン。
摂取カロリーは足りているのに、ビタミン・ミネラル・食物繊維が十分に摂取出来ていない。
偏った食生活は肥満をはじめ、様々な悪影響を身体に及ぼします。
高齢者の場合
加齢による食事量の減少で栄養不足になるパターン。
やわらかいもの、さっぱりしたもので食事を済ませてしまい、肉や魚などのタンパク質が不足しがちです。
タンパク質は身体を構成する為に必要な栄養素なので、年齢に関わらず摂取は必須です。
新型栄養失調にならない食事術
新型栄養失調にならない食事の基本はバランスのよい食事です。
しかし、バランスの良い食事を完璧にすることはハードルが高いので、手軽に栄養を補うことのできる方法を3つ紹介します。
1.栄養価の高い食品を、まずは一品追加してみる
2.補助食品をうまく活用する
3.生の野菜やフルーツを食べる
詳しく説明していきます。
1.栄養価の高い食品を、まずは一品追加してみる
栄養価の高い食品を追加する事で、手軽に食事バランスをよくすることができます。
ますは、いつもの食事に一品追加してみましょう。
栄養価の高い食品
- たまご
- 納豆・豆腐・豆乳
- ブロッコリー・ほうれん草・こまつな
- アボカド
- 味噌汁
2.補助食品をうまく活用する
手軽に栄養素を摂取できる補助食品もおすすめです。
忙しく時間がない日や、栄養バランスが偏ってしまった日もすぐに栄養素を補給できます。
しかし、普段の食事が補助食品のみにならないよう注意は必要です。
以下の記事では、タンパク質を手軽に補給できるおすすめ商品について紹介しています。
こちらも良ければお読みください。
3.生の野菜やフルーツを食べる
加熱されていない野菜やフルーツには多くの栄養や酵素が含まれています。
栄養補給はもちろん、食べる事で体の調子も整えてくれるのでおススメです。
さいごに
肥満や生活習慣病、様々な病気の原因に普段の食生活も大きく関係していると言われます。
私たちの身体は全て、自分が食べた物で構成されています。現在、不調を感じている方も、感じていない方も、この機会に毎日の食事を見直してみませんか?
以下の記事では、「ダイエット中、特に意識したい栄養素は?」について紹介しています。
こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上になります。
皆様の生活に少しでもお役に立てれば幸いです。